脊椎分離症・脊椎すべり症
脊椎分離症・腰椎分離症
腰椎の後方部分の棘突起(きょくとっき:背中を丸めると体の中央部分に突出して背骨のラインがわかる部分)が、椎体(ついたい:背骨の本体)から骨折して離れてしまう状態をいいます。
背骨を構成する椎骨は、個々がバラバラにならないよう5種類の靭帯で補強されていますが、分離症になると棘突起での補強が外れてしまうため、椎体が不安定になり周辺の靭帯や筋肉に負担がかかります。
また、分離した椎体が前後にずれる状態を分離すべり症といいます。
脊椎分離症・腰椎分離症の症状
- 同じ姿勢を長く続けていると、腰に鈍痛が出ます
- 腰を反らすと痛みが増します
- 激しい運動をしている最中に腰が抜けることがあります
脊椎すべり症
脊椎分離症または靭帯や椎間板の老化などによって、椎骨が前後に位置ずれを起こしてしまうことをいいます。
脊椎分離症が原因のものを分離すべり症、椎体に骨折などの異常がなくずれてしまうものを変性すべり症といいます。
生まれつき椎骨の発育に問題があり起こる形成不全すべり症がありますが、このケースは非常に稀です。
骨が前にずれる前方すべりと、後ろにずれる後方すべりがありますが、ほとんどの場合が前方すべりです。
骨がずれることで脊柱管が狭くなり、脊柱管狭窄症と同じような状態になり、脊髄神経根を圧迫します。
脊椎すべり症の症状
- 腰痛症と同じような腰の痛みが出ます
- 長く歩くと、腰から足の裏にかけて痛みや痺れが出たり、足がもつれたりします
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